現代美術の最前線で活躍する村上隆の⼤規模な個展を、国内では約8年ぶり、東京以外で初めて開催します。かつて村上隆が企画した展覧会「スーパーフラット(Superflat)」は、2000〜2001年にかけて⽇本とアメリカの各都市を巡回、展覧会とともに発表された「スーパーフラット宣⾔」は、現代美術シーンに重要な影響を及ぼしました。その考えは、⽇本の伝統的な絵画表現とアニメや漫画、ゲームに代表される⼤衆⽂化を結びつけただけでなく、戦前から戦後の⽇本⼈の感性の有り様や社会の様相、さらには資本主義経済や政治、宗教をもフラットに捉え、あらゆる⼿法を⽤いて創作活動全体に取り込むことで、多種多様な作品を⽣み出し、アートの価値や本質的な意味を問いかけてきました。本展では、村上が活動初期から深い関⼼を寄せてきた江⼾時代の絵師たちが活躍し、今なお、あらゆる芸能と芸術が息づき交わり合う京都を舞台に、「洛中洛外図屏⾵」を引用した幅13mの超⼤作をはじめ、代表的なシリーズ、国内初公開となる作品など、⼤多数が新作となる約170点で構成されます。
- 日程
- 2024年2月3日(土)~9月1日(日)
10:00~18:00(受付終了17:30)
- 料金
- 2,200円
- 場所
- 京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
- 電話
- 075-771-4334
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は開館)